熊本県議会 本会議で城下広作の会議録
7.インドネシアとの交流について
◆(城下広作君) 時間がないので、次に進みたいと思います。
インドネシアとの交流についてお尋ねをします。
先ほどの県の観光戦略についての関連としてお伺いしたいと思います。
私は、昨年2月の代表質問で、近年イスラム圏との交流が進む中、我が県の対応を伺いました。
知事も、昨年2月議会の議案説明要旨の中で「イスラム圏などへの輸出及び国内ムスリム向けの需要拡大により、ハラール先進県を目指してまいります。」と述べられました。知事は、その言葉どおり、これまでに積極的な対応をとられてきたと私は理解をしています。
特に最近では、知事の重要な施策の一つであるアジアとつながる取り組みとして、5月31日から6月4日にかけ、県内経済界、大学などの代表の方々とともに、インドネシアに訪問されました。
首都ジャカルタとバリ州での現地経済界との交流では、県側総勢100名で、官民を挙げて熊本の魅力をPRしてきたこと、ジャカルタでは、谷﨑駐インドネシア日本大使を初め、ガルト県やブカシ県の知事、観光関係、マスコミなど、地元からも100名参加され、大いに交流を深められたと聞いています。
また、スポーツ面においても、インドネシアの国技であるバドミントンインドネシアナショナルチームを──施設やホスピタリティーなど、スポーツキャンプにおける受け入れについての本県の優位性を、インドネシアバドミントン協会にPRしたと聞いています。
バドミントンは、本県でも盛んなスポーツであり、メダリストも輩出した県として、キャンプ誘致の実現を望む声は多いのではないかと思います。
そこで、蒲島知事にお伺いしますが、このインドネシア訪問に当たり、バリ州を訪問された際、熱烈な歓迎を受け、パスティカ州知事から、バリ州と熊本県が将来に向けて友好関係を深めてまいりたいとの提案がなされたと聞いています。そして、蒲島知事も、その提案に同意したと伺っています。
私は、昨年の2月の議会で、ハラール圏との友好関係を深めるには、まずは相手の文化を知るために、どこかの国や都市と友好姉妹都市を結ぶべきと提案をしました。
そのときの答弁では、今後の状況を見て検討してまいりたいとの答弁だったと思いますが、蒲島知事が目指すハラール先進県、今回のバリ州のパスティカ州知事の提案には、友好姉妹都市も視野に入れた考えがあるのではないかと推察しますが、今そのときが来たと私は思いますが、知事の受けとめと今後のバリ州との交流についての考えをお尋ねします。
あわせて、本県のバドミントンの技術力向上や観光誘致につなげる目的のインドネシアナショナルチームのキャンプ誘致実現の状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。
〔知事蒲島郁夫君登壇〕