熊本県議会 本会議で城下広作の会議録
1.知事選出馬について
◆(城下広作君) おはようございます。公明党の城下広作でございます。党を代表して質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、質問に入る前に、熊本県を襲いました台風18号による被害に遭われた方々......(発言する者あり)済みません、15号でございます。はい。被害に遭われた方々に衷心よりお見舞いを申し上げますとともに、台風17号と18号による東北・北関東地方の大雨被害で亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
また、阿蘇山の噴火については、風評被害が大変心配をされます。阿蘇の魅力が満喫できるこの季節、関係機関においては正確な情報提供をお願いしたいと思います。
今議会の最大の注目は、蒲島知事の知事選への進退問題でしたが、昨日、3選出馬を表明され、緊張が解けたような気がいたします。私も、知事選に触れながら、そのほかの県政の課題について質問をさせていただきます。予定では、時間オーバーの可能性もありますので、舌を巻きながら、滑らかな語り口で、早速質問に入りたいと思います。
では、最初の質問でございます。知事選出馬についてでございます。
昨日の自民党前川議員の代表質問で、知事は3選出馬を表明されました。また、民主党の鎌田議員の質問においても、改めて出馬の意向が示されました。
私は、昨日の答弁から、知事がこの決断に至った経緯について、ある程度は理解できましたが、私の想像ですが、知事がこの決断を下されるまでには相当な時間を費やされたと拝察いたします。
知事は、知事就任以来、県民の幸福量の最大化を常に念頭に置きながら、さまざまな政策を打ち出され、その結果、多くの県民から高い評価を受けておられると私は感じます。
そして、知事を支援されてきた支持者の皆様や県民の中には、知事の3選出馬の決断に安堵感を持たれた方が大変多いのではないかと思います。
さらに、知事を支援された方々には、知事が掲げる大輪の華を今期中満開に咲かせ、次の4年間はその種を県内中広げてもらいたいと期待する声も多いと思います。
そこで、蒲島知事にお尋ねします。
知事は、1期目の知事選の出馬を決意されたときは、知事選の約3カ月前の1月のことでした。そして、多くの県民が再選を期待した2期目の挑戦の年は、前年の12月議会での出馬表明でした。
今回、知事の去就に最も関心が集まった3期目の出馬の決断は、過去の決断の時期とはさらに早い、この9月議会を選ばれました。
改めてお尋ねします。
なぜこの時期に決断されたのでしょうか。その最大の理由をお尋ねします。
また、知事が再選を目指すに当たり、約2期8年間の中で、もし県民の幸福量の最大化に応え切れていないというような思いがあるとすれば、どのような取り組みでしょうか。それを知事にお示しいただきたいと思います。
〔知事蒲島郁夫君登壇〕