熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

1.熊本地震について

(1)7年間の総括
(2)祈念碑の周知
(3)防災センターと震災遺構等を活用した防災教育


◆(城下広作君) 熊本市第一選挙区・公明党の城下広作でございます。
 改選後初めての質問になります。全力で頑張っていきたいと思っています。ただ、時間が間に合うかということもありますので、少々抑揚をつけながら、急ぐところは急ぐ、また、ゆっくり言うところはゆっくり言うという形で、めり張りをつけていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 では、最初の質問でございます。
 熊本地震について。
 熊本地震から本年4月で7年の歳月がたちました。貴い命を失われた御家族の皆様、大切な家屋等をなくされた方々にとっては、何年たっても心の傷が癒えることはないと拝察いたします。
 我々公明党熊本県本部は、震災の年の7月に、熊本地震から必ず復興を成し遂げるとの思いから、熊本地震復興会議を立ち上げ、先月13日には第9回目を開催、党より山口代表、御来賓として蒲島知事に御参加いただきました。蒲島知事、ありがとうございました。
 この7年間の復興状況を見てみますと、阿蘇方面に通ずる主要3道路の復旧、益城町の土地区画整理事業の着手や県道の4車線化の着手、阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビルの開業、益城町役場や宇土市、八代市の各市役所の完成、来月には、南阿蘇鉄道が全線開業を迎えます。
 この復興に至るまでには、国の支援、被災者の努力と県民の協力、政治や行政の後押しもあり、なし得たものだと私は思います。改めて、復興に携われた皆様方に敬意を表します。
 そこで、第1点目の質問ですが、蒲島知事にとっては、恐らく在任期間中で熊本地震はとても大きな出来事の一つであると思います。発災当初から今日まで、我々には計り知れない御心労もあったかと思いますが、7年がたち、まだ道半ばと思う事業もあるかもしれませんが、これまでの取組の総括を述べていただければと思います。
 第2点目に、我々公明党熊本県本部は、昨年4月の第8回熊本地震復興会議において、熊本地震創造的復興検証プロジェクトチームを立ち上げ、県下の県民に、暮らし、命、未来というテーマでアンケート調査を実施しました。
 その中の命のテーマの調査で、心情的に一定の区切りをつけている人は、県民の4割弱おられる一方、約6割の方は、いまだ心に爪痕を残していることが分かりました。
 そこで、県は、失われた人命への慰霊の在り方を検討し、永続的に慰霊を行う機会を設け、また、県民が慰霊できる場所を検討することの要望が多くあり、昨年7月に、県に要望書をお渡ししました。
 また、9月の代表質問で、私は、慰霊できる場所を県庁内に設置できるよう提案をしました。結果は、先月17日、新防災センターが開設しましたが、その一角に祈念の石碑を設置されました。オープン当日、蒲島知事が石碑の前で深々と祈りをささげられる姿がとても印象的でした。
 そこで、県庁職員や関係者は、この慰霊の石碑の存在を知っていると思いますが、多くの県民は知らないかもしれません。熊本地震で貴い命をなくされた方々への追悼の心、風化を防ぐ上でも、多くの県民に知っていただき、県庁に立ち寄られた際には祈りをささげていただきたいと思いますが、祈念碑の周知についてどのように考えておられるのか、1点目、2点目を蒲島知事にお尋ねをいたします。
 次に、第3点目の質問ですが、新防災センターの1階には、子供から大人まで防災について学べる展示・学習室ができています。内覧会の折、拝見させていただきました。コンパクトではありますが、防災教育の場として、とても充実した施設だと思います。
 そこで、この展示・学習室はもとより、防災センター内にも防災教育に役立つところがたくさんあります。また、旧東海大学阿蘇キャンパスには、7月15日にオープンする熊本地震ミュージアム体験・展示施設や震災直後の生々しい現状を見ることができる旧校舎や地震断層の震災遺構などがあります。ぜひ、こうした施設を、県下の教職員をはじめとして、児童生徒の防災教育の場所として有効活用することはとても重要と考えますが、今後の取組について、白石教育長にお尋ねをいたします。
  〔知事蒲島郁夫君登壇〕