熊本県議会 本会議で城下広作の会議録
6.熊本市における警察署の管轄区域の見直しについて

◆(城下広作君) 私の聞き間違いでなければいいんですけれども、たしか部長は聖火ランナーの日にちを10日以内と言われたと思って......(「100日」と呼ぶ者あり)100日以内ですよね。10日だったら、もう熊本に来ませんから、これはもう。ちょっと話にならないということで、たしか100ということで訂正されていただきたいというふうに思います。
 それと、今からいろいろ決めるんですけれども、大変、誰が走るのかというのもありますし、私は、これはできるできないは別として、くまモンは走れるのかなと思ったけれども、足が短いから10メーターぐらい走らせればいいかなと思うんですけれども、それができるかも、まだちょっと協議というか、いろいろルールがあるでしょうから、どうなるかと。
 いずれにしろ、この知事会でも、この話があったのは、聞くところによると、やっぱり前回は日にちが短かったから、県下どこでも回りたいというのがあったけれども、結果的にはそれがかなわなかったということで、なるべく多く日にちをとってくれというようなことを言うけれども、結果的には、IOCの規定もあって、先ほど言ったように100日以内と。それを全国に割り振るから、熊本としてどのくらいになるかとなるんですけれども、そこはやっぱり我々、熊本に一日でも多く来てもらいたいと、そして、ある意味では、この復興の形を見てもらいたいと。そういうことで、やっぱりしっかりやると、日にちの戦いも大事じゃないかと、イメージ的に思っております。あとは、県下どこを走るかということで、大変これはみんなしのぎを削るんですけれども......(発言する者あり)だから、どこで走る走らないとか、いろいろ含めたりとか、また、誰がランナーと走るかと、非常に興味深いところでございますので、しっかりとそういう推移も見守っていきたいというふうに思っております。
 では、最後の質問でございます。
 大体時間がないのかなと心配して早口で言いましたけれども、少しずつゆっくりしゃべれるかなと思って、最後はちょっと時間をかけて読みたいというふうに思っております、10分ありますので。
 6番目でございます。
 熊本市における警察署の管轄区域の見直しについてでございます。
 この問題は、熊本市周辺以外の方にはぴんと来ないかもしれませんが、熊本市と合併した旧植木町や城南町、また合志市など、関係が深い地域もありますので、質問に取り上げさせていただきました。
 本年10月1日、熊本市中央区草葉町にある、今では旧熊本北署になりますが、この日をもって熊本中央署に名前を改められました。
 熊本市民を初め、多くの県民の皆様が、北署、北署となじみを込めて呼んでいたと思いますが、違う形でお世話になった方も北署という名前になじみ深いものを感じておられたと思います。
 この旧熊本北署は、御承知のとおり県下一番の繁華街を所管していることから、事件、事故が多く、代々ここに赴任された警察職員の方は、熊本北署勤務ということで、使命感に燃え、命がけで職務に当たってこられたことと推察いたします。
 今後は、旧熊本北署の伝統を継承しつつ、県民から親しまれる新署、熊本中央署として、新たな歴史のスタートを切っていただきたいと心から期待しています。
 また、そのほかにも動きがありまして、来年4月からは、警察署再編計画に基づき、熊本市北区飛田に新設の熊本北合志署が開設されます。
 この熊本北合志署は、現在山鹿署管内である旧植木町や現在大津署管内である合志市と現在熊本中央署管内である現熊本市北区を所管する新署になります。
 また、熊本南署においては、現在宇城署管内である旧城南町を所管することになります。
 このように警察署再編が大がかりに計画された背景には、熊本市の政令市移行が関係しており、私個人の意見としては、現存する3つの警察署、すなわち旧熊本北署、改めて今の熊本中央署、熊本東署、熊本南署で所管できるような区割りが好ましいと期待していたのですが、かなうことはありませんでした。
 そこで、質問に入りますが、今回、旧熊本北署の名前を変えざるを得なかった理由としては、旧熊本北署が熊本市の中央区内にあることから、警察署名と所管する区名との違いを解消するための処置だと思います。これは、多くの県民、特に熊本市民の皆様に御理解いただいたことと思います。
 また、来年4月に開設する熊本北合志署も、名前が決まるまではさまざまな意見や動きがありましたが、後は開設を待つばかりとなりました。
 そこで、私は、今回の再編計画で、もう1つ整理をしておくべき点があったと思います。
 それは、熊本市中央区市民の所轄のことですが、現在の状況は、熊本中央署、熊本東署、熊本南署の3つの所管にまたがっています。また、熊本南署所管の西区でも、一部が熊本中央署の所管になっています。
 せっかく今回中央区にあることで、旧熊本北署を熊本中央署に改めたわけですから、中央区市民の混乱を避けるためや、熊本中央署としてなじみを持たせる意味でも、各区の区割りに合わせた所轄の見直しが望ましいと思いますが、いかがでしょうか。村田県警本部長の御所見をお伺いいたします。
  〔警察本部長村田達哉君登壇〕

◆(城下広作君) 村田警察本部長の丁寧な説明で、今簡単にそれができない点もよくわかりました。そういうことを考えますと、返す返す政令市の論議のときに、この警察署の3つの区というのを尊重しながら考えると、こういう混乱もないのかなという感じがいたします。
 それと、同僚議員の前田議員からもちょうど話がありました。例えばJRのことですけれども、今南熊本駅とあるんですけれども、これも中央区にあるんですよ。中央区にあって南熊本駅。そして、南区にあって西熊本駅。この区とそういう名前が大分違うということで、非常に住民とその整合性というのが、関係がばらばらになっている。こういうこともいろいろ弊害があるのかなと。親しみやすい、わかりにくいということで、例えば県外の方が来たときに、南熊本駅と言ったら南区にあるだろうと大変単純に思うけれども、中央区ですよということになってしまうということで、こういうことも含めて、やはり名前とか、そうやってこの政令市を考えるときには、いろんなことも考えられた末なんでしょうけれども、そういうちょっと紛らわしいことも残っているということもありましたので、改めて警察問題に対しては、こういう質問をしましたけれども、大事なのは、我々の治安をしっかり守っていただく、そのシステムの部分として署が機能することが大事だということも理解をしておきたいというふうに思います。
 これで私の用意した質問は無事終わりました。
 きょうは、午前中も午後も時間を余す傾向になりまして、来週からの議会がどうなるのか注目したいと思っています。
 本当に御清聴ありがとうございました。(拍手)