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2002年   5月発行
第 12 号

ハンセン病元患者への支援実る

  県営住宅へ優先入居 「公明党のおかげ」と喜び語る

 熊本県では公明党の提案などを受け、県営住宅条例の優先入居基準にハンセン病療養所の退所者を追加した。これによりこの4月にハンセン病元患者が療養所から退所、2世帯が晴れて県営住宅への入居が実った。一貫して元患者の社会復帰を支援し、県営住宅への優先入居を訴えてきた県議会公明党(竹口博己代表)はこのほど、入居した元患者を訪ね喜びの対面を果たした。

◇  この日、訪問したのは中修一さん(59)。ハンセン病国立療養所「菊池恵楓園」(菊池郡合志町)を退所し、先月21日に入居した。竹口、氷室雄一郎、城下広作の各県議が訪れた中さん宅は、高台に建つ大型団地の一角にあり、部屋は3LDK。「夜景を見ながら、『生きていてよかった』と実感すると涙が出ます」と、中さんは喜びを語る。部屋の壁には、ハンセン病患者・元患者の名誉回復を目的に「謝罪広告」が掲載された新聞が額に入れられ、誇らしげに掲げられていた。

 これまでの生活と比べ「療養所は何不自由ない生活だった。ここではご飯の炊き方から覚えないといけないし辛い面もある」と言いながらも、「でも、その苦労が“生きている”と感じさせてくれる」「今の幸せは、ハンセン病問題の解決に奔走してくれた公明党や公明党の坂口力厚労相のおかげ」と語り、中さんは奥さんの遺影を片手に各県議に感謝していた。

 ハンセン病療養所退所者を対象にした県営住宅への優先入居は、昨年6月の県議会建設委員会で城下議員が、元患者の社会復帰を支援する立場から提案。県は当初、難色を示していたが、同12月、住宅の安定確保のため、母子家庭や身体障害者などに適用している優先入居基準に退所者を加え、希望する団地に空きが出た場合は速やかに入居できるようにした。県営住宅の入居者募集案内書(2001年度後期)にも初めて、退所者の優先入居のための「特定目的住宅」の設置が盛り込まれた。

----(公明新聞より転載)----

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